今日は婚活されている方から、

 

「条件は合う人なのですが、この人でいいのか確信が持てないのです・・・。」

 

 

というご相談を受けるので、

 

”条件が合う人と結婚すれば、 幸せになれるのか？”

 

について考えてみたいと思います。

 

 

日本における、ビジョン心理学の草分け的存在である、栗原弘美さんは、「結婚には3つある」と言います。

 

 

 一つ目は、「肉体的な結婚」。

 

結婚届けを出し、同じ家に住み、性生活を持ちます。

 

経済的な問題が発生したり、相手の外見が魅力的でなくなったり、セックスに不満が生じたりすると、一緒にいることにあまり意味がなくなります。

 

二つ目は、「感情的な結婚」。

 

好きだから結婚するのです。

ですが、感情はあまりあてにならないということに、結婚前は気づきません。

 

（中略）

 

好きで結婚したのなら、嫌いになったらどうするのでしょうか？

 

そして、三つ目は、「魂の結婚」。

 

お互いの心を合わせ、ひとつになることにより、高めあい、深め合っていく関係です。

 

魂が結ばれていれば、どんなこともふたりにとっては関係を深めていくための

チャンスとなります。

 

出典：栗原弘美著

『夫の理想のパートナーに変える、7つの講座』より

 

 

個人的には、色んな結婚観があるので、ご自身が納得しているのであれば、何を選んでもいいんじゃないかと思っています。

 

もちろん、条件で選んだ場合は、条件が合わなくなったとき、『結婚が破綻するリスク』があるのをきちんと理解した上で選ぶことが大切ですが。

 

そして、クライアントさんのように、「条件が合うけれど、ピンと来ない」というのは、

 

”自分が求める結婚は、どれなのか”

 

が決まっていないから迷ってしまうんだと思うんですね。

 

決められない背景には、

 

 「結婚相手には経済力を持っていて欲しい。」

 （=経済的な面で相手に頼りたい）

 

とか、

 

「これから先、私のことを愛してくれる男性と出会う自信がない。」

 

「とにかく、結婚しなくちゃ。」

 

という『執着や恐れ』が隠されている可能性があります。

 

それらと正面から向き合ったときはじめて、「望む結婚の姿」が見えてきます。

 

そして、あなたが求める結婚が何であるかを理解することができれば、「条件は合うけど、ピンと来ない」という迷いはなくなるのです。

 

©Janitors(CC BY-SA 3.0)