ありのままの自分でいると自堕落になりそうです

 

「そのままの自分でいいよ、と言われたら、
努力するのをやめて自堕落になっちゃいそうです。」

「ありのままの自分でいるということは、
何もせず現状維持でいいということですか?」

という質問を度々受けることがあります。

結論から言うと、 「ありのままの自分でいる」ことは、
努力しないこととでも、 向上心を持たない
ことでもないのですが、

誤解されやすい言葉なので、今日はそのことに
ついて考えてみたいと思います。

今の自分はダメだからもっと努力して、 価値ある人だと証明しなければならない症候群

私が知る限り、

「ありのままの自分を受容したら、
自堕落になってしまいそう」

という方は、真面目で、 もっと頑張らなくてはならない、
と思っている人ばかりでした。

今の自分はダメだから、もっと努力して、
いいお母さん、いい妻、いい娘、
いい社員にならなくてはならない、
という思い込みを持っていたんですね。

なので、ありのままでいいと言われると
違和感があったのだと思います。

でも、ありのままの自分を受容するって、
「大丈夫、私はそのままで価値がある!」
って無理やり思い込むことじゃないんですよ。

—————————–

私は自分に価値がないと思っている。
だからいつも努力して役に立つ人だと
証明しなければいけないと頑張っている。
—————————–

このことに気づき、悲しみ、怒り、絶望、
を受容することなんです。

ありのままの自分を受容するって?

 

私たちはネガティブな感情や痛みを
見ないようにするために、
お酒、セックス、買い物、SNS、仕事など、
いろんなものに逃避します。

ですが・・・ 何かに依存して逃避すればするほど、
本来の自分とつながれなくなってしまい、
生きづらさや苦しみが生まれてしまうのです。

ありのままの自分を受け入れるとは、
過去の傷ついた体験や、否定している自分、
否定的な感情をやさしく抱きしめ、
それとともにいる、ということです。

もちろん、それは簡単なことではありません。

ほとんどの人が自分の中にある
痛みに気づいていないからです。

だからこそ、「影」を受け入れた時、
あなたの中で癒しと変容が起こります。

自分の内側に、愛や調和安らぎが
感じられるようになり、
痛みを避けるために無意識で行っていた
防衛反応が溶けていきます。

いい人でいなくてはいけないとか、
人前で感情を出してはいけないとか、
努力して優秀でいなくてはならないとか、
そんなようなパターンです。

本来の自分を生きるということ


繰り返しますが、 「ありのままの自分を受け入れること」は、
何もせずに現状を維持することでも、
自堕落になることでもありません。

無意識の反応から自由になったら、
自分の価値を証明するために何かを
する必要がなくなります。

ストレスを解消するためにアルコールや
買い物や ネットフリックスに溺れる必要もなくなります。

内側の声に従い、本当に望む人生を生きるために
行動できるようになっていくのです。

そして、私はそんな「目覚めた生き方」を
セッションやセミナーを通して 伝えていきたいのです。


    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください