嫌われ松子の一生から学ぶ、ダメな男に惹か​れる女性の心理

 

 

先日、「嫌われ松子の一生」

という映画を観ました。

 

 

中谷美紀さん主演で

話題になった映画です。

 

 

簡単にストーリーを要約すると・・・。

 

中学校の教師だった松子が、

教え子の金銭トラブルから辞職に追い込まれ、

 

人生が転落していく様を

コミカルに描いた悲劇です。

 

 

松子は見事なぐらいにダメな男と

恋に落ちてしまいます。

 

そして、殴られ、蹴られ、

 

 風俗で働かされ、

 

お金を盗られます・・・。

 

 

 

「松子がなぜだめんずに惹かれてしまうのか?」

 

もちゃんと描かれていて、

私はとっても興味深かったです(笑)。

 

 

そこで、「嫌われ松子の一生」を題材に、

 

だめんずに惹かれてしまう

女性の心理を書いてみたいと思います。

 

 

(1)父親から愛されなかったという思いがある

 

松子には、生まれつき体が弱く寝たきりの

妹、久美がいます。

 

父は久美のことばかりを気遣っていたため、

「自分は愛されていない」

と思うようになっていました。

 

(本当は松子のことも愛していたのですが)

 

この「父親から愛されていない」

という渇望感があったため、

 

男性から愛されたいという思いが強く、

 

”愛されるためには何だってする”

 

という執着や依存へと繋がっていきます。

 

 

 

(2)自己価値が低い

 

松子は付き合うほとんどの男性に

暴力を振るわれます。

 

自分に価値を認められないので、

ぞんざいに扱う男性がいても、

 

許してしまうのです。

 

松子が自分を大切にすることが出来たら、

 

毅然とした態度で「殴らないで」と言ったり、

その場から逃げることができたはずなんです。

 

でも自分を大切にしていないため、

 

”松子をぞんざいに扱う男性”を無意識のうちに

引き寄せてしまうのです。

 

 

 

(3)1人では生きていけない、と思っている。

 

劇中には、松子が

 

「男に殴られる方が一人でいるよりマシなの!」

 

と叫ぶシーンがあります。

 

松子の生き方を象徴する言葉です。

 

 

「愛されていないと生きていけない」

 

という思いがあると、

男性に依存する関係を築いてしまいます。

 

依存してしいるから、

 

暴力を振るわれても、いいように利用されても、

別れられなくなってしまうのです。

 

(ここには、1と2が絡んでいますが)

 

逆説のように思えるかもしれませんが、

 

1人でも生きていける強さを持ち、

精神的に自立した女性こそが

 

幸せな男女関係を築いていくことが出来る、

ということなんだと思います。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

松子の逆を目指せば、

 真実の愛を手に入れられます(笑)。

 

 

嫌われ松子の一生は、

 

人を愛することや、生きることについて

考えさせられる映画です。

 

男にだらしがなくて、めちゃくちゃな

人生を歩んでいる松子ですが、

 

どんなに傷ついても愛をあきらめない姿に、

ほろり・・・と涙が溢れて来ます。

 

 

「男女関係」という視点で観ても、

とても参考になりますので、

 

気になった方はぜひ観てみて下さいね。