もし恋人が失踪し、全財産がなくなったらあなたはどうしますか?【オレンジのメッセージ】
今日はオレンジの意味する「洞察力」、「チャレンジ精神」についてお話ししたいと思います。
私が好きな本に、「食堂かたつむり」(小川糸著)という小説があります。
恋人に全財産を持って失踪された倫子が失語症になりながらも、食堂かたつむりを開き、料理で人の心を癒していきます。
許せなかった母親との葛藤と死を乗り越え、自分の生き方を見つけて行く物語です。
この小説は柴崎コウさん主演で映画にもなったので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
多くの人にとって恋人が去った上、全財産がなくなり、身近な人の死を体験することは、間違いなく起きて欲しくないことでしょう。
私は人生における困難をまっすぐに見据え、自分らしく生きていこうとする倫子の生き方が好きです。
彼女は物質的なもの、愛する人を失ってもなお自分の人生を生きることに果敢に挑み続け、料理を通して癒しを起こしました。
これは、「喪失」という体験を通して、倫子がたどり着いた魂の生き方だと思うのです。
オレンジには「洞察力」や「挑戦」という意味があります。
たとえ絶望を感じるような出来事が起きたとしても、起きていることの意味をしっかりと読み取り、自己成長のために生かすことが出来れば、新たな可能性を切り開いていくことが出来ます。
これがオレンジの持つポジティブな力です。
もしあなたが置かれている状況が困難で、とても前を向いて歩いて行けそうにない、と思ったら深い深呼吸とともに、
「本当に自分が望んでいることは何か」
「ほんの少しの勇気があればできることは何か」
をハートに聞いてみてください。
そして前に進む勇気を与えてくれる
オレンジに助けてもらいましょう。
「食堂かたつむり」もとても面白い小説ですので、機会があれば読んでみてくださいね。