ヴァイオレットの心理とメッセージ 人生で起こった「悲しみの体験」は、「人生の使命」につながっていました
今日はヴァイオレットの意味する「使命」についてお伝えしたいと思います。
レッドとブルーが混じったヴァイオレットは、
「奉仕」や「真の自己の目的」という意味があります。
何やら難しく、崇高な響きですね。
”仕事をして、家事や家族のことがあったり、
毎日の生活でいっぱいいっぱいで
使命なんて見つかっていません!”
という声が聞こえてきそうです・・・。
けれども、多くの人が
「もっと自分の才能を生かせることをしたい」
「私らしさは何か知りたい」
「誰かの役に立つことで喜びや充実感を味わいたい」
と感じているのではないでしょうか。
人間とは、どんなに物質的に恵まれていても、
「人との繋がり」や
「人や社会の役に立ちたいという精神的な充足感」
を求める生き物だだからです。
そこで人生の目的や使命を探るために、
ヴァイオレットのチャレンジ的側面を考えてみましょう。
ヴァイオレットは「精神性の高みを探求する」色ですが、
チャレンジとして捉えると、
「孤独」、「悲しみ」、「喪失感」など
自分の影の面と向き合うことに繋がります。
人生には、
大好きだった恋人と別れなくてはいけなくなったり、
リストラに遭ったり、病気になったり、大切な家族を失ったり、
と望んでいないのにやって来る出来事があります。
それらはもちろんつらいことですし
悲しいことではあります。
避けて通れたらどんなに楽かと思うでしょう。
けれども、人生で起こる大きなチャレンジは、
自分自身を変容させる大きなチャンスでもあるのです。
私自身のことをお伝えしますと・・・。
8年前に失恋をきっかけにオーラソーマを学び始めました。
リストラをされたことで、独立の準備をスタートしました。
そして、2012年に自分のサロンをスタートさせました。
また病気になることで家族の絆が深くなり、
父と母に心から感謝できるようになりました。
今まで当たり前にあると思っていたものが、
突如奪われたり、なくなってしまったとき・・・。
不必要な価値観や、やり方を手放す機会となります。
新しい人間関係を始めるきっかけとなります。
「人生で何を大切にしたいのか」を見直し、
再び選択することができます。
自分の内側と向き合うことで、新しい何かが生まれていきます。
何度も自分と対話をすることで、
「自分は何のために生かされているのか」
が少しずつ見えてくるでしょう。
あなたの人生で起こった「喪失」や「悲しみ」は、
何をもたらしたかを考えてみてください。
きっとそこから立ち上がるために何かを始めたり、
人と出会っていたり、
新しい場所に行っているはずです。
その体験は、些細なことであっても、
自分の才能を発見したり、方向性を見出すきっかけと
なっているのです。
そしてそれは、「人生の使命」へと繋がっているのです。
©Yuko Takadera(CC BY-SA 3.0)