嫉妬、怒り、憂鬱などのネガティブな感情をなくそうとしてもうまくいかない理由

 

ポジティブシンキングの嘘

 

先日、ラジオを聴いていたら、 パーソナリティーの方が
こんなことを話していたんですね。

 

「(とあるバンドの)ライブイベントが 残念ながら
延期になってしまいました。

コロナの時期なので仕方ないですよね。

楽しみが後ろ倒しになったと ポジティブに考えましょう。

何事も前向きに捉えましょうね!」

 

 

これを聴いて、私はポジティブシンキングって
根強いんだなぁと思ったんです。

 

と同時に、違和感を感じました。

 

残念な気持ちがあるのに、無理やり納得させて、
思考をポジティブに変えようとするのは、
感情を抑圧しているに過ぎないからです。

 

 

感情はエネルギーなので、 その時に出てきた感情を
否定してしまうと 心の中におりのように溜まっていきます。

 

そうすると、喜びも悲しみも感じられない
無感覚状態になってしまったり、

 

エネルギーが蓄積されて暴力として 外側に現れていくわけです。
(SNSの誹謗中傷も、抑圧したエネルギーの発散ですよね)

 

あるいは、病気を引き起こすこともあります。

 

 

だから、悲しいこと、落ち込むことがあったら、
思考をポジティブに変えようとするより、
自分の中にあるネガティブな感情を受容した方が
心の回復が早くなるんです。

 

 

赤ちゃんや、小さな子供は、
全力で泣いたり怒ってると思ったら、
5分後にはすぐ笑ってるじゃないですか。

 

すごいレジリエンス(回復力)です!

 

ネガティブな思考、感情を排除するのではなく、起きていることをありのままに受け入れることが心の回復力を高める

 

それで、なぜ、

 

・ポジティブでいるべき

・ネガティブは排除すべき

 

という考えが生まれやすいのかと言うと、
エゴは苦痛を嫌うからなんですよ。

 

苦しみから逃れたいから、ポジティブになろうとする。

 

でも、抑圧しているからちょっとしたことで、
ネガティブな感情が溢れてしまうんですね。

 

苦痛から逃れようとしているのに、
苦痛が増していくという悲劇があるんです。

 

エゴに餌をやらないためにも、
自分の中に安らぎを見つけるためにも、

 

 

悲しみを感じている自分も、
嫉妬を感じている自分も、 怒りを感じている自分も、
無価値感を感じている自分も、

 

 

イエスと言ってあげましょう。

 

どんな時も、ありのままの自分を許すことが、
自分を愛するということであり、
幸せへの近道なんだと思います。

 

ネガティブな自分にイエスと言う方法は、
どこかで公開したいと考えていますので、

 

楽しみにしていてください。

 

 


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