親ガチャより国ガチャ 日本に生まれて来ただけで幸運という事実
日本に生まれて来ただけで幸運という話
私はVoicy(音声メディア)を聴きながら
仕事するのが好きなのですが、
この間こんな話を聞いたんですね。
「親ガチャより国ガチャの方が影響が大きい」
代々木ゼミナール地理講師の宮路秀作先生が
話していたことなんですが、先生は、
「日本に生まれて来ただけで、幸運なことなんですよ。平和で安全なんですから。
世界には大変な国があることを知ってほしい。」
というようなことを語っていました。
(どの放送回だったかは忘れてしまった・・・)
私はこの話を聞いて、英会話の先生のことを思い出したんです。
台風被害で電気復旧まで3ヶ月かかったセブ島
ジャスミン先生はセブ島に住んでいて、昨年末の台風で被災されました。
先生の住む地域は特に損傷が大きく、本格的に電気が復旧し、
インターネットがつながるまで3ヶ月かかったそうです。
また、年末に先生にインスタントラーメンとお菓子を送ったんですが、
オミクロンの影響もあって、全然届かないんです。
荷物がマニラに届いてから、全く動かない。
航空便で送ったのに、到着までなんと2ヶ月かかりました・・・。
改めて、日本の災害時の復旧の速さや物流サービスの
技術の高さと技術の高さを実感したんです。
日本の当たり前は、海外では当たり前ではないということです。
また、今回の出来事で一番印象的だったのが、
ジャスミン先生の「前向きさ」と「タフさ」です。
フィリピンは台風被害が多い上に、政府の支援も十分ではないのですが、
「私たちは家族や隣人と助け合いながら困難を乗り越えてきたの。
人生っていろんなことがあるけど、それでも生きていかなくちゃいけないもの。」
と笑って話してくれたんです。
変えられないものを受け入れ、今、自分が持っていることに感謝する
少し前から、「親ガチャ」や「毒親」という言葉が
広く知れ渡り、定着するようになりました。
親がアルコールの問題を抱えていたり、虐待や貧困といった
複雑な家庭環境の家に生まれて来た子供たちは、
メンタルにも、教育面でも大きな影響があると思います。
ごくごく一般的な家庭で育った人でも、何らかのトラウマや
生きづらさを抱えていることもあるでしょう。
両親との確執があると、ついつい自分が生まれ育って来た
環境や親に怒りを感じてしまいまがちですが、
そんな時こそ、大きな視点を持つことが大切だと思うんです。
世界には、あなたより大変な状況にいながらも、
苦境に負けずに懸命に生きている人がいるんです。
そのことに気づくと認識が変わっていきます。
変えられないものを受け入れ、
今、自分が持っていることに感謝することが
幸せに生きることにつながると思うのです。
宮路先生のVoicy、やっぱり地理が好きおすすめです。
ウクライナ問題などの時事ニュースもわかりやすく解説してくださり、
とても勉強になります。