イライラ、怒りを抑えると無気力になる理由

 

怒りは人生を前進させるための道具

 

ちょっと前のことですが・・・。

夫と口論になったり、
トラブルが立て続けに起きたりと、

「腹立たしいわ(怒)」

と思うことがあったんです。

あまりにもイライラが収まらなかったので、
「怒り」を体や顔を使って表現する、
怒りのワークをやってみました。

そしたら体がふっと軽くなって、

「あの時、怒りを感じたのは、
子供の頃に感じた痛みが出てきただけなんだな。
もう大丈夫だから前を向こう。」

と思えようになったんですね。

私のカウンセリングの先生のスヴァギートは、


怒りを抑圧してはいけない、
「人生を前進させるための道具」
として使いなさい、とよく言います。

そして、日本人はあまりにも
感情を抑圧しすぎている、とも。

 

​自分より他者を優先すべきという日本人的条件づけ

 

私たちの文化は、自分より他者を
優先することを条件づけられています。

そのために、自分の感情を殺して、
周りの人に合わせようとしてしまいます。

でも、自分の感情を押し殺しているうちに、

・本当は自分がどうしたいのか?

・何をしたら幸せなのか?

がわからなくなってしまうんですよね。

そうすると、決まったことをただこなすだけの
味気ない日々になってしまって、
愛や喜びまで感じられなくなってしまいます。

私自身、これまで

・今の仕事は好きじゃないけど、
やりたいことがわからない

・周りが結婚してるから婚活している

・人にどう思われるかが気になって
しまって、自分が出せない

という悩みをたくさん聞いてきました。

そして、そういった方は大抵、

抑圧した「怒り」を抱えています。

・父親または母親が厳しく親の期待に応え続けていた

・学生時代いじめにあった

・兄弟と比較されて育った

といった痛みを持っていて、
根底には、「怒り」も
隠されているのです。

私自身、子供の頃「お兄ちゃんばっかりずるい」
と思っていたのでよくわかります・・・。

心理的な痛みがあるから感情を
抑圧してしまうのですが、
ネガティブな感情を避ければ避けるほど、

本来私たちが持っている生き生きとした
生命エネルギーにもつながれなく
なってしまいます。

だから思い切って「怒り」を感じて、
受容すると、自分にパワーが戻ってくるんです。

自分が本当にやりたいことが
何かがわかるようになるし、

人にどう思われるかより、
自分の意志を尊重し、そのために
行動できるようになります。

多くの人にとってネガティブな感情は、
感じたくないし避けたいものだと思うのですが、

私たちの人生に目覚めと変容を起こす
糧にもなり得るのです。

PS.
「抑圧された感情と体」について知りたい方は、
こちらの本もおすすめです!

身体が「ノー」というとき
抑圧された感情の代価

ガボール・マテ著


    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください