人生に最後に残るのは思い出である DIE WITH ZEROを読んで思うこと
今年一番、私が価値があると感じたお金の使い道
あなたにとって、 これまでの人生の中で
価値のあるお金の使い道はなんですが?
私が今年一番良かったと思ったのは、
カウンセリングのトレーニングを
受けにスペインに行ったことです。
コロナ前に比べると航空券は値上がり、
円安でコストも随分かかりましたが、
間違いなく行って良かったと思っています。
・海外の人と学ぶことで、日本人的な条件付け
に気づき自分を見つめ直す機会になった。
・もっと英語を話せるようになりたいと
思うようになり学習意欲が高まった。
・世界的セラピストのスヴァギートから
セラピストとしてのあり方を学ぶことができた。
などメリットを挙げればきりがないです。
とはいえ、スペイン行きを
決断するまで迷いもありました。
たかだか2週間弱ですが、仕事を
なんとかしなくちゃいけないし、
お金もかかるし、不安だし・・。
やらない理由はいくらでも
作ることができたのです。
父を見て、お金を自分の喜びのために使える期間は限られていると知った
そんな私を後押ししたのは、
「父の病気」だったんです。
父は今年のはじめ重度の肺炎にかかり
2ヶ月ほど入院していました。
春に無事退院できましたが、
左肺の一部は機能を失ったため、
在宅酸素療法といって酸素を吸入する
機械をつけています。
機械を使うようになってから
大好きだった旅行に行けなくなってしまったし、
外に出かけることもずっと減りました。
父は年金もあるし、貯蓄もあるので、
お金には不自由していませんが、
自分のためにお金を遣う機会が
なくなってしまったんです。
そんな父の姿を見て「人生とお金」
について考えるようになりました。
老後のために貯蓄に励むことも大切ですが、
必要以上に守りに入りすぎてしまい、
健康で体が動く今、挑戦できることを
先延ばしにしてしまうのはもったいない
と思うようになったのです。
そしてスペインに行くことにしました。
帰ってきてから数ヶ月経ちますが、
あの時決断して良かったと心から思っています。
私たちが死ぬときに唯一持っていけるものは思い出だけ
人生が豊かになるお金の使い方を テーマにした本、
『DIE WITH ZERO』 の著者であるビル・パーキンスは
人は死ぬ時にお金を持っていくことはできない。唯一持っていくことができるものは 「思い出」である。
と言います。
日々を忙しく過ごしていると、
人生で本当に大切なものを見逃してしまったり、
やりたいことを先延ばししてしまうものですが、
今しかできないことに目を向け、
喜びのためにお金を使うことも大切ですね。
<出典>